こんにちは。ぎゅうです。
みなさんは今楽しく仕事ができてますか。
今回は1週間ぶりに本の紹介です。
紹介する本は尾原和啓さんが書いたモチベーション革命です。
今と昔で価値観が大きく変わったということと、これからの働き方について書いていきます。
では参りましょう。
モチベーション革命のご紹介
モチベーション革命著者の尾原和啓さんとは
僕は尾原さんのことは全く知らなかったのですが、調べてみると結構すごい方でした。
本の執筆家・IT批評家。インドネシア・バリ島に在住する傍ら、Fringe81執行役員や経産省対外通商政策委員、産業総合研究所人工知能センターアドバイザーも務める。グロービス経営大学院「テクノベートMBA」特別講座講師、BBT大学「ITビジネスの戦い方」講師
京都大学大学院工学研究科を修了後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入りNTTドコモの「iモード」立ち上げを支援。その後、リクルートに転じ、ネットベンチャーのケイ・ラボラトリー(現:KLab、取締役)、サイバード、オプト、Google、楽天の執行役員を経て現職。 人と企業が信頼関係を築きながら仕事に応じて雇用関係を結ぶ新しい働き方を実践。 ボランティアで「TEDカンファレンス」の日本オーディション、「Burning Japan」にも従事。
Wikipediaより
どうでしょうか。
今行っていることも人工知能アドバイザーであったり、来歴もiモードの支援からGoogle、楽天の執行役員とすごいお方というのが伝わりますね。
本書の基本情報
Amazonで購入している方は電子書籍で読むことをオススメします。
というのもKindle版は1,410円ですが、本で買うと1,650円です。
他の本も同様にKindle版の方が安く買えますし、Kindle Unlimitedを使うとより便利です。
近々KindleとKindle Unlimitedについてもブログで書きます。
では、中身の紹介と感想を書きます。
「乾いている世代」と「乾けない世代」
僕たちは乾けない
まず本書を読むことで欠かせないキーワードがあります。
日本には「乾いている世代」と「乾けない世代」の人がおり、これから乾けない世代が時代を担っていくということです。
では乾いている、乾けないとはどういうことか簡単にまとめるとこうなります。
人間の欲望には5つあります。
それは「達成・快楽・意味合い・良好な人間関係・没頭」です。
5つの欲望のうち、乾いている世代は達成・快楽を求め、乾けない世代は意味合い・良好な人間関係・没頭を求めるそうです。
僕も乾けない世代だな〜と思いながらモチベーション革命を読んでいたのですが、本当にその通りで、あれが欲しいやこんなことしたいというのはありますが、別に家が欲しいとかこの地位で仕事をしたいというのはそこまでありません。
以前はありましたが、人生には多くの選択肢があるということを知り視野が広がったことで価値観が変わりました。
そのきっかけはやはり昨今の新型コロナウイルスにより時代が大きく変わったことです。
仕事の働き方もそうですし、何よりも価値観ですよね。
今のまま自分自身のスキルを磨かずに仕事をし続けるのは危険と感じました。
別に今の仕事が嫌いというわけではありません。
ただ同じやり方をし続けていては、今の会社で働いていてもそれ相応の人で終わってしまうことに強く危機感を持ったからです。
僕は30代ですが、今の30代、20代で同じように考えている方は多いのではと思います。
とくにYouTubeで教育系の番組を見ている方はそうだと思います。
最近のテレビの報道に辟易している方も少なくないはずです。
僕もその一人で、だからこそモチベーション革命を読んで、より強く仕事に対しての考え方・価値観をもう一度見直さなければいけないと思いました。
ワークライフバランスからライフワークバランスへ
インサイトという言葉をみなさんは知ってますか。
英訳すると洞察(力)、眼識、見識という意味のインサイトですがマーケティングでもすでに使われている言葉です。
消費者の行動や思惑の背景にある意識構造を見抜いたことによって得られる購買意欲の確信やツボのことを指します。
顧客インサイトや消費者インサイトなど対象により消費活動や購買意欲を促す潜在的な欲求のスイッチです。
僕が知っている言葉では潜在ニーズです。
よく氷山の一角に例えて、潜在ニーズと顕在ニーズの話を聞きました。
このインサイトを知るために、シリコンバレーの会社では週休3日にして休みの日には街に出て顧客インサイトを探りにいくという目的を持たせているようです。
仕事はアイデア勝負とも言いますが、どれだけ良いアイデアがあっても市場に評価されなければ、それはただの自己満足で終わってしまいます。
だからこそ市場に評価されるためには市場を知ることが必要。
だからこそ市場に出て、インサイトを見つけ新たなビジネスのヒントの着想に繋げてます。
こう考えていると休みの日も仕事のことを考えないといけないのかと思う方もいますが、そうではありません。
それはなぜか。
自分が好きな仕事であり、没頭しているのであればそんなことはお構いなしだからです。
ライフとワークの境目がなくなりつつあるのです。
日本語で言うと公私混同ですね。
ワークの中のライフワークにおける部分をどのように広げるかが大事だと尾原さんも本書で書いてます。
楽しく仕事をしていれば、次はこうした方がいい、このほうがお客様に喜ばれそうだな。そんなことを考えながら仕事をすること、そしてお客様に対応することはきっと楽しいはずです。
休みだから仕事のことは考えない。
オンオフをしっかりする、メリハリなどという言葉はもしかしたら古いのかもしれません。
ただその中でも好きなことだけを仕事にすればいいだけでなく、時には嫌なこと、地味な仕事もきちんと行い信頼を積み重ねることが重要で、そういった仕事の原理原則は不変的なだとも尾原さんは書いてます。
偏愛に目を向ける
好きなことに目をむけ、好きなことでお金を稼げる努力をする。
こんなことを言うと、甘いと言われてしまうのは目に見えてますが、僕は大事なことだと思います。
当然結果に繋がる、繋がらないはありますが、大切なのはそこまでのアプローチです。
どうすれば好きなことで稼げるかを考えるプロセスが大事です。
そしてAIに仕事を取って変えられるかもしれないこの時代に、どうすれば生き残れるか。
本書で書かれているAI(人工知能)にも代替不可能なものとして嗜好性を上げてます。
要は偏愛です。
この嗜好性と言うのはファッションがまさにそうで、どうしてこの服を着ているのだろうか、ファッションとして見ると確かにおしゃれだけど機能性はないよなと思うことはよくある話です。
その「他人から見れば非効率かもしれないけど、私はどうしてもこれをやりたい」という考えを大事に育ててビジネスに繋げるかが大切だということです。
モチベーション革命で書いてあった中でいいなと思ったのは下記の文章です。
これからの仕事で大事なのは、自分にとって得意なことで、いかに相手にとって「有ることが難しいこと」を探し当て続けるかということ。
有ることが難しいこと=有難い→ありがとうと言われる仕事です。
そして尾原さんが好きな言葉として挙げていたのが任天堂の故・岩田聡元社長の言葉とともに尾原さんの考えが書いてあるので抜粋します。
「労力の割に周りが認めてくれることがきっとあなたに向いていること。それは自分の強みを見つけるわかりやすい方法だ」という名言があります。
自分が楽にできてしまうことは、本人にとって当たり前すぎて価値を感じないために、なかなか気づけないものです。
モチベーション革命 著:尾原和啓
自分が好きで得意なことで相手が煩わしく思うこと、痒いところに手が届く仕事を得意として生きていくという一つのものさしを知りました。
終わりに
尾原さんはモチベーション革命の終わりで、最初は乾けない世代はどうしてこういう考え方なんだとどちらかというと否定的な見方をされていたようです。
ただ、幻冬舎の箕輪厚介さんの口から出た乾けない世代という言葉から考えを見直すきっかけになり、視点を変えたら自分もそんな時があったことに気づかれたようです。
物事を否定することは簡単ですが、どうすれば出来るかを考える。
やはり出来ない理由から入ってる限りは人の成長はないと思いました。
僕はモチベーション革命を最初に読んだのは発刊当初でした。
当時は西野亮廣さんの革命のファンファーレを読んで、すぐ読んだことでAIに仕事を取って変わられる時代がやってくることに危機感は持っていましたが、では何をするかは何も考えてませんでした。
そしてどこか他所の話と思っており、内容自体を理解できたとは言い難かったです。
ですが、コロナ禍の時代に再度読んで、今やりたいことも少し見えてきました。
ブログを書き始めてから過去に読んだ本を改めて読む機会は増えてます。
昔は紙の本で買っていたので、読んだらブックオフで売ってました。
ですが今はKindleで買う時代です。
Kindleだとまた読み直せるから、そういった意味では便利だなと改めて思いました。
そんな感じでいきましょう。
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