こんにちは。ぎゅうです。
今回は逆転のメソッドについて書いていきます。
といっても本の紹介です。この本の著者は原晋さんです。現在も青山学院大学陸上競技部の監督をしており、箱根駅伝で4連覇かつ総合優勝5回を成し遂げている方です。
本の内容はざっくりこんな感じです。
[box02 title=”この本の内容”]・社会人時代
・大学監督時代
[/box02]
内容自体は原監督の経験談ですが、僕は以前に責任者の立場で仕事をしていたことがあり当時は20代前半のメンバー中心の若いチームを束ねていたこともあってその時に原監督が色々な取り組みをしているというのをテレビで見て興味を持って実際に本を書いました。
そして本に書いてあったことから一部実行をして大きな結果を生むことができました。
原監督は社会人時代にも陸上部をやっていたようですが、僕の中で一番参考になったのはウィンウィンの提案営業です。僕も普段営業の仕事をやっておりウィンウィンの提案をした方が良いというのは何度も聞いたことがあるのですが、具体的な事例がこの本には書いてます。
その前にウィンウィンとは何、すでに知ってる方も多いと思いますがウィンウィンとはWinWin → 営業側もお客様もそれぞれにメリットがあるということです。
原監督は先輩からこれからの時代ウィンウィンの提案営業の時代が来るという話を聞いて実践されたようです。その中で先輩は「これからビジネスパートナーと一緒に栄える時代が来る」ということも話されています。今となっては当たり前ですが目の前の商品を売ることにフォーカスし過ぎると相手にとってのメリットが何があるかが見えなくなります。もしくはこじつけになりがちです。
原監督は実際にこの提案営業で小学校からエコ・アイスというエアコンと室外機の負荷を軽減させる商材の契約を取ってます。
どのように売られたかというと小学校にただ商品としてのメリットを伝えるのだけでなく、環境についても学ぶことが出来るという教材として売ったということです。まさに発想の転換で大型契約を取られたとのことでした。
この話は非常に参考になりました。
お客様の潜在ニーズを掘り起こした結果ではないかと思います。
普段営業をしている僕にとって、この考え方は参考になりました。営業の本を読むことはないのでまさかこの本で営業の参考になる内容が出てくると思わなかったです。
そして話は変わって大学監督時代の話です。
僕が大学監督時代の中で一番好きなのが目標管理シートの話です。
これは実際に私も自分自身と部下に書かせて壁に貼って毎日見るようにしました。
目標管理シートの書き方は、まず1年の目標を立てること、そしてそこから1ヶ月ごとの目標を立てて、そこから何を毎日やるかを書いて貼り出すことです。
大きい目標を立てて逆算することは大事というのは頭でわかっていてもなかなか出来ません。でもこの本には具体的に簡潔に書かれています。そしてここで原監督が大切にしていることが書かれています。内容はこうです。
大切なのは、自分自身で考えて目標を決め、自分の言葉で書き込むこと。
一部「逆転のメソッド」より引用
そしてより重要なのは「少しでも早く走る」など抽象的な表現でなく、タイムを何秒にする。何秒縮めるなど具体的に書き込むことです。数字を入れるということですね。
そして原監督が目を通してコメントを書いたものを壁に貼り出しているようです。壁に貼り出すことでお互い何を考えているかを可視化する事ができるのがメリットと本の中に書かれてました。
この可視化するというのもポイントで、それぞれ目標は違うので、目標を達成する為に何を今しないといけないかがお互い見て参考にすることが大切だということです。
僕も目標管理シートを書いて、部下に書かせて毎日確認をして実行しました。成果が出た出ないはそれぞれでしたが、ただ僕の中では部下が引き出しを増やすことが目的なので。一つの成功法則だけは突き詰めるのも大切ですが、僕は多くの選択肢から人それぞれに合わせて、かつ今会社が求めていることや自分が目指すことに対して適切に選択することが大切だと思ってます。
自分で考え行動することが最も大事です。
そして最後に、これは素敵だなと思ったのが、レギュラーに選ばれなかった生徒に対してのフォローです。
何が足りないか、今必要なことを具体的にアドバイスしているということです。これは出来そうで出来ないことだと思います。人間はどうしても関係なくなるとそっけなくなってしまします。社会だと人事が正にそうだと思います。
誰であれその人が最後には幸せになってもらいたい。そう願ってるが故の行動だと思います。