こんにちは。ぎゅうです。
前回に続き、「モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くしたオックスフォード児童発達学博士が語る 自分でできる子に育つほめ方叱り方」を読んでの感想と僕の実体験を書いていきます。
- 本書に興味があるけど、読んだことがない方
- 普段の子育てで子供との接し方に悩んでいる方
- アメとムチ中心で褒める叱るをしてしまっている方
参考にしている本はこちらです。
僕がこちらの本を読むきっかけになったのはKindle Unlimitedの対象書籍になっていたからです。
普段の子育ての仕方がどうしても褒美と罰(アメとムチ)になってしまっていたので、そういった子育て方法を変えたいという思いもあって読んだところ、非常に読みやすくすぐに使えるケーススタディも載っているので、すぐ読み実行しました。
とはいえ、僕もまだまだ出来てることもあれば出来てないこともあります。
みなさんと一緒に僕も学んでいきたいと思ってますのでよろしくお願いします。
ちなみにこちらの本の紹介は一度行ってますので、前回をまだ見てない方はこちらも参考にしてください。
https://gyu-feel-so-fine.com/%e4%bb%8a%e3%81%84%e3%81%a1%e3%81%b0%e3%82%93%e5%a3%b2%e3%82%8c%e3%81%a6%e3%82%8b%e6%95%99%e8%82%b2%e6%9b%b8%e3%82%92%e8%aa%ad%e3%82%93%e3%81%a7%e5%ae%9f%e8%b7%b5%e3%81%97%e3%81%a6%e3%81%bf%e3%81%9f/614/それでは参りましょう。
自分で出来る子に育つ褒め方
褒め方には3種類ある
褒めることには定義があります。
それは評価している側の人の主観で相手の善し悪しを決めることと本書でも書かれてます。
その褒め方ですが大きく分けると3種類あるようです。
それがこの3つです。
上記の褒め方ですがそれぞれの例を書いていきます。
例えば片付けをした子供に対して「すごいね」というのがおざなり褒め、「お利口さんだね」というのが人中心褒め、「ちゃんと元あった場所に種類ごとに揃えて片付けたんだね」と言うのがプロセス褒めになります。
では、この3つの中でどれが一番いい褒め方か、結論から言いますと
プロセス褒めこそが子供が育つ褒め方です。
そしておざなり褒め、人中心褒めにはデメリットがいくつかあります。
まずはなぜおざなり褒めと人中心褒めがいけないのかから見ていきます。
おざなり褒めと人中心褒めがいけない理由は
おざなり褒めと人中心褒めがなぜいけないのか。
まずおざなり褒めがいけないのは、「すごいね」とか「偉いね」と言われても何がすごいのかわからなかったり、その人が本当に褒めてほしいことを褒めてあげれてないことが起因するのだそうです。
そのギャップを感じることで、この人は自分のことをちゃんと見てくれてないんだな。適当に言ってるなという言葉では出てない裏のメッセージを読み取ってしまうのです。
適当に褒めることでかえってモチベーションが低下してしまうようです。
おざなり褒めをするのなら何も言わない方がいいと言われるくらいだそうです。
次に人中心褒めがいけない理由は、例えば「あなたはいつも優しいよね」とか「あなたは賢いよね」と人中心で褒めてしまうと別の時に同じ行動をして褒められなかった時に不安に思ってしまうのです。
それに不安になるばかりでなく、時には自分がそう思って行動してない時に「優しいよね」と言われてしまうとたまたまなのにそう言われると次も同じ行動をしないといけないなど褒められた本人がプレッシャーに感じてしまうようです。
このおざなり褒めと人中心褒めを見てどう思われますか?
僕はこれを読んだ時に「いつもやってたー」と思ってしまいました。
どうしても忙しい時に適当にあしらうように「すごいじゃん」「よく出来てるじゃん」と言ってしまったり、次も同じようにしてほしいから「〇〇ちゃんはいつも偉いね」「賢いね」と言ってしまってました。
つい先日の話ですが娘が掃除をするようになって「ありがとう。偉いね」と言ってから掃除をするのが褒められる行動だと思ったからか過度に水や洗剤を使って拭き掃除をしたことで床がベトベトになったり、びちゃびちゃになってそこを娘が走ったら滑って頭を打って大泣きするということがありました。
これこそまさにおざなり褒めの典型だなと思うとともに反省しました。
育つ褒め方はプロセス褒め一択
褒め方には3つのポイントがあると本書にも書かれてます。
この3つが重要ということですが、一つずつ見ていきます。
一つ目は成果よりもプロセスを褒めるです。
このプロセスを褒めるというのは、結果を褒めるのではなく、取り組んでいる過程やチャレンジした行動や姿勢に着目して、励ますこと讃えることです。
具体的に過程を褒めることで、例え次失敗したとしても自分の力がないのではなく、次はこういったことをしてみようと柔軟に違う方法でチャレンジできる子が育つ、頑張れる子が育つことに繋がるようです。
二つ目の具体的に褒めるですが、例えば「上手に絵描けたね」と言われるのと「キャラクターの髪や目鼻、耳の特徴捉えてるね。特に耳の丸さなんて難しかったでしょう」と言われた方がどこを褒めてくれたかがわかって自身に繋がります。
このように具体的なフィードバックがあることで次の行動に向けてモチベーションが自然と上がります。
大人の上からの評価で終わらせるのではなく、見たままを具体的に表現してみることで本人も考えるようになり、次の行動に繋がります。
三つ目の質問するは、具体的に褒めるにも繋がりますが、褒める言葉だけでなくどこを頑張ったかを聞く、さらにはどう感じたのか、どう思ったかまで数多く質問するということです。
またその際には自由回答式の質問がいいとのこと。
この自由回答式というのはオープンな質問クローズな質問と同じで、「はい」「いいえ」だけで完結する質問でなく、質問される側が考える内容にしてあげることです。
ここに関しては僕も娘に具体的に多くの質問をしてますが「お父さんの言うことがわからない」と言われることもまだあります。
そこはもっと僕自身が具体的に聞いてあげないといけないと感じてます。
終わりに
今回も少し長くなりそうなのでここまでにします。
次回は叱り方について書いていきます。
本当は叱り方まで書きたかったのですが想像以上のボリュームになってました。
僕自身も具体的にプロセスを褒めるを意識してますが忙しい時はどうしてもおざなり褒めになってしまいがちです。
もっと心に余裕を持っていきたいと考える今日この頃です。
そんな感じでいきましょう。
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