こんにちは。ぎゅうです。
僕は妻と娘一人と3人家族です。
最近はビジネス書と同じぐらい教育書にも興味を持っていて、中田敦彦さんのYouTube大学でもモンテッソーリ教育の話を見たりしてました。
そして、今回紹介する本も中田敦彦さんが紹介していたものを紹介します。
また今回は僕自身が実践したことから気づいたことも踏まえて書いていきます。
今回読んだのがこちらの本です。
「モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くしたオックスフォード児童発達学博士が語る 自分でできる子に育つほめ方叱り方」です。
表紙に書いてある今日からできる「声かけ」でイライラが笑顔に変わるという文章を見るだけでワクワクしてきますね。
それでは参りましょう。
本書の紹介
本書の基本情報
著者は島村華子さんという方です。
どんな方かというとこのような方です。
オックスフォード大学修士・博士課程修了(児童発達学)。モンテッソーリ&レッジョ・エミリア教育研究者。上智大学卒業後、カナダのバンクーバーに渡りモンテッソーリ国際協会(AMI)の教員資格免許を取得。カナダのモンテッソーリ幼稚園での教員生活を経て、オックスフォード大学にて児童発達学の修士、博士課程修了。現在はカナダの大学にて幼児教育の教員養成に関わる。
HMV&BOOKS島村華子プロフィール
2021年6月7日現在、Kindle版は825円ですが、Kindle Unlimited対象書籍なので会員の方は無料です。
また紙の本だと1650円ですので電子書籍の方がお得です。
以前にKindle Paperwhiteについても記事を出してますので参考にしてください。
https://gyu-feel-so-fine.com/kindle-paperwhite%e3%81%a3%e3%81%a6%e3%81%a9%e3%81%86%e3%81%aa%e3%81%ae%ef%bc%9f/574/条件付き子育てと無条件子育てとは
条件付き子育てとは
早く、ご飯食べないとテレビ消すよ
えー、やだー。ちゃんと食べてるもん
さっきから全然進んでないじゃん。早く食べたらご褒美シール上げるから
食べないと今日のアイスはないよ
えー、ちゃんと食べてるじゃん
こんなことを家庭では僕も妻もしょっちゅうしてます。
お子さんのいる家庭の皆さんはどうでしょうか。
誰しもがこういったやり取りをしたことがあるはずです。
そしてこのような褒美と罰を与える育て方、いわゆるアメとムチを使っての育て方を条件付き子育てと言うようです。
この条件付き子育ての反対を無条件子育てと言います。
この二つを見て、自分は愛情を注いているつもりであっても、そこには子供をコントロールしようとしていたなと思いました。
冒頭のやり取りなんかはまさにそうで、愛情をエサにする接し方は、子供が褒められた時に愛されていると感じ、そうでない時は愛されていないと感じしてまうようです。
大事なのは自分は子供を愛していると思う行動をするのではなく、子供が愛情を感じているかを考えることだと本書では書いてます。
大事なポイントは大人には大人のペース、子供には子供のペースがあるということ。
かといって子供だから、まだ小さいからこれぐらいしか出来ないだろうと思うのではなく、一人の人間として尊重すること。
我が子を一人の人間として、感情など表面にしか見えない部分だけを見るのではなく、どうしてその行動や考えに至ったかなど理由を考えること。
すなわち子供の全体を見てあげることだそうです。
大切なのは見返りを期待しないこと、この言葉は僕は響きました。
どうしても日々のやり取りで損得勘定で物事を考えていると、子供と接する時もその思考に陥りがち。
日頃からギブするという気持ちでいることと、そのための第一歩は子供との接し方にあるのではと思いました。
ちなみに条件付き子育てを続けると4つのデメリットがあり、こちらです。
- 短期的にしか教育効果がない
- 条件付きの自己肯定感しかもてなくなる
- 親子関係が悪くなる
- 世代を超えて引き継がれる
説明は本書で見ていただければと思います。
そして今まで、条件付き子育てをしていた僕もやらないといけないのが褒美と罰の育て方ではなく、無条件子育てをするためには5つの条件があるようです。
ただ、子供に好き放題やらせることではなく無条件に子供のいうことを聞くということではないようです。
ちなみに父親は子供の言うことをなんでも聞くと言うことは僕も含めてある話だと思いますが、これは無条件ではなく消極的な子育てと言い、こういった接し方をすると子供が暴力的になったり、うつ病になりやすくなったりしてしまうようです。
無条件子育てのポイント
では、無条件子育てをするうえでの5つのポイントを記載します。
それがこちらです。
では一つずつ見ていきます。
1つ目のほめ方と叱り方は全体を見て声を掛けるようにすると言うことだそう、例えば「〇〇ちゃんえらいね」ではなくて、「〇〇ちゃん□□くんにおもちゃ貸してあげたんだ。他の子のことも見て気を配っていて優しいね」のように行動について具体的に声を掛けるといいとのことです。
そして自由回答式の質問を多くしてあげて、子供の内面で考えてることを引き出した方がいいと言うことでした。
僕もこれを見てチャレンジしてみたのですが娘からは「わかんない」と言われました。
まだまだ具体的に行動に対して声掛けできてないのだと思います。
2つ目の子供に対するイメージを見直すは、子供に対してのイメージを親が勝手に持っていることに原因があると書かれてます。
例えば、まだ小さいからこれは出来ないだろうとか包丁で料理の手伝いするのは危ないからさせられないとかです。
だからと言って包丁使わせればいいではなくて、子供が一人でできるように準備してサポートしてあげる必要があると言うことだそうです。
親がもつ子供のイメージは、その子が大人になった時の行動に左右するそうです。
であれば、子供にどうなって欲しいかを考えてそのためのアプローチを僕たちがしていかなければいけないということですね。
3つ目は子供にとって良きリーダーでいるということ。
リーダーは有無を言わさず上から支配するような独裁的スタイルでなく、子供の要求を無条件に受け入れるリミットを設けない消極的なスタイルではないということ。
優れたリーダーは会社でもそうですが、その人にとってのロールモデルであることが重要です。
子供の今の状況に応じて、子供に向き合い、気持ちに寄り添いながらも、方向性を示すために制限をかけられる人。
大人がどっしりと受け入れてくれる安心感を子供は求めているので、そういったリーダーになれるようにするということです。
これも仕事でも意識しようとは思っても出来ないことがまだまだあります。
子育てを通じて身につけたいです。
4つ目は子供への要求見直しです。
子供の年齢に応じてどうなってほしいかを自分目線でなく、子供目線で行わないといけないということ。
大人の都合を押し付けるのではなく、子供にとって今必要なことは何かを考えることが大事です。
5つ目は長期的なゴールを持つことです。
2の子供へのイメージを見直すに近いですが、将来的にどうなってほしいかを考えて、子供に対してアプローチしてあげることが大事だそうです。
ちなみに3〜12歳までは伝え方や子供へのアプローチの仕方は変えなくていいようです。
とはいえ、3〜6歳と小学生からだと伝え方は変えてたと思います。
僕はそうでした。
でも、同じでいいということを聞いただけで少し楽になりました。
ただ間違えてはいけないのは小さい頃のままの接し方ではいけないということですよね。
僕はまだ小学生の子供はいませんが小学生に接していた時と同じように娘には接しようと思いました。
終わりに
ここまでどうでだったでしょうか。
思いのほか長くなりそうなので今回はここまでにします。
詳しいほめ方、叱り方に関しては次回書いていきます。
ただ、僕も条件付きと無条件というのは意識して接していこうと思いましたね。
どうしても褒美と罰にはしりがち、ただ、それはお互いにデメリットしかないので改めます。
そんな感じでいきましょう。
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