こんにちは。ぎゅうです。
最初の画像でなんだこりゃ??と思ったと思いますが、今回は書籍の話です。
最初の画像の答えは最後に書いてあるので、画像だけ興味引いた人は一番最後の方だけ見てください。
本題です。
みなさん、嫌われる勇気という本は知ってますか?
世界で500万部超を売り上げている大人気作の書籍です。
この嫌われる勇気を読んでの感想と僕なりに考えたことを書いていきます。
どうぞお付き合いください。
著者は岸見一郎さんという方ですが、ベースになっているのはアルフレッド・アドラーという心理学者の考えです。ユング、フロイトと並ぶ心理学者なのですがアドラーの考え方は今までの心理学とは一線を画した内容になっており、この本を読んでから今までの人との接し方をあらためたという方は多いのではないでしょうか。
アドラー心理学が斬新なのは目的論と原因論の話でないでしょうか。
これは何かというと人間は目的があるから行動をするということで、例えば部下が仕事で失敗をしたことに対して上司が叱るとします。これは部下が失敗をしたから、そのことに対して同じミスを繰り返さないように叱っているんだと言うのが一般的な考えだと思います。
しかしアドラーの考えは違います。
アドラーの考えは部下が失敗したから叱るのではなく、上司が部下よりも上に立つ為、自分の方が立場が上なんだというのを誇示する為に叱るという行動を選択したというのです。
おそらくその場で叱った、怒った人はそうではないと言うし思っているはずです。ただよく考えて欲しいのが、その叱ろうと思っていた相手に対してそれ以外の選択はなかっただろうか、どうすれば相手が動いてくれるかを真剣に考えていたかを自問自答して頂きたいです。
おそらくそこまで真剣に考えた人はいないのではないでしょうか。
他にも例えば、自分が営業ができない、あまり人と話すことができなく溶け込めないのは、一人っ子で暗い性格だからとします。でもアドラーから言わせるとそれは、一人っ子で暗い性格と言う目的を達成するために自分はそうなんだと思い込むことで行動を起こさない決断をしているというのです。
こんなことを言うと、そんなわけないだろ!!と思いますがよくよく考えてみると、そうなのかもしれません。
僕も普段の仕事で営業成績が振るわない時に今は自分の担当お客様の業績が厳しいからなかなか注文を貰えない、それは世の中が厳しいから難しいんだという思考に陥りがちです。
ただ、本当はそうではなくて世の中が厳しくて自分の成績が振るわないという目的を達成する為に、お客様先に訪問していてもベストな営業、お客様のお役に立つという気持ちが下がっていていいパフォーマンスを発揮しないという選択をしているのではということです。
そんなわけないと思いますし、信じたくないですが別の角度から見てみるとそう映るんです。自分にはなんとなくわかります。
そして何よりもそういったマインドにすることで、今考えている自分を否定してみること、俯瞰して見てみることでどうするかを考えられるようになるのではと思います。
何よりも自分の今考えていることは原因が最初に来ていることを認めることで、自分の本来の目的は何かを考え出し次の一手が打てるはずです。
アクションとリアクションがあるように、行動していくにしてもどんな夢があって、ビジョンを持って、それを実現するためにどうするかアクションをすること。これが僕の中ではバルセロナです。
そして今起きている事象に対してどんな対応をするか。これは一昔前のモウリーニョが率いていたレアル・マドリードに近い、リアクションサッカーからの高速カウンターだと思ってます。(高速カウンターは余計でした)
世の中は自分でどれだけ動くか、アクションしてナンボです。でもそのアクションはどんな目的があるのか、何を達成したいから今行動するか。
ここをきちんと考えてビジョンを持つことが大切だと思います。
どんな目的を持って行動するか、これを考えるだけで少しでもより良い方向に導けるはずです。
そんな感じで今日も生きてます。