こんにちは。ぎゅうです。
2013年にコピーライターの佐々木圭一さんが書いた「伝え方が9割」というベストセラーになった本がありました。
それ以降書店でも〇〇が◯割というHOW TO本をよく見るようになった印象です。
そんな中でも僕が好きで勉強になった本があります。
それが永松茂久さんが書かれた「人は話し方9割」です。
ちなみに2021年で最も売れた本のようです。
この本はタイトルだけ見ると話し方なので伝え方に近いのかなと感じる部分がありますが、話し方だけではなく聞き方が大事というのが最初に書かれてます。
では、なぜ聞くことが大事なのか普段人見知りで自分から話すことが苦手という方に見て頂きたい記事です。
- 普段話すことが得意でない人
- 二人でいるときに何を話せばいいかわからない人
- 人見知りの人
ちなみにですが、読んで欲しい方に僕は全て該当してます。笑
それでは早速いきましょう。
話し方で一番重要なのは「聞き方」
人は話し方が9割という本なのにはじまりが聞き方が大事とはどういうことと思ったのではないでしょうか。
トンチか?と思ったかもしれませんがこれは真面目な結論です。
まず会話をするにあたって大事なのは相手のことを考えることです。
そして考えるにあたって大事なのは人は自分に深い関心を寄せてくれる人を好きになるというのが大前提です。
それがこちらです。
- 人は自分への関心が一番強い
- 人は自分のことをわかってほしい生き物
- 人は自分のことをわかってくれる人に好意を持つ
この3つが大前提で相手の話を聞くことが大事なのです。
話し方が9割というタイトルなのに一番大切なのは聞くことなのです。
なぜ聞き方が大切かというと人は誰しもが自分のことに関心を持って欲しいと思っており、相手に認めて欲しいと考えているからです。
相手とコミュニケーションを取るには空気感が大切です。
例えば自分に自信がないとして、自信がない人が勇気を持って話しかけたとして相手から「何言ってんの?」という反応をされたらどうでしょうか。
おそらくもうその人とは話しかけるのを止めようと思うのではないでしょうか。
そして心が折れると思います。
自己肯定感という言葉がありますが、自信をなくすと自己肯定感が低くなります。
自己肯定感は高い方がいいです。
自己肯定感が高いことで人生の充実感が変わってきます。
そういった環境を作り上げることで最近ビジネス書でも見る心理的安全性が担保されるのだと思います。
そして当然聞くことというのは相手の自己肯定感を高めるのに有効なのです。
聞く力を磨くには3つの表情が大事
話すことより聞くことの方が大事というのがご理解いただけたと思います。
次に聞く上で大切なものに表情があります。
表情というと顔のこと、要はどれだけ相手のことを興味を持って聞いているかということではないかと思うはずですが、大まかに言うとその通りです。
ただ表情といっても3つあるのです。
それがこちらです。
- 顔の表情
- 声の表情
- 体全体の表情
人は誰しもが自分の気持ちをわかってほしいし、自分の話を聞いて欲しいという欲求を持っています。
そして自分の話を聞いてくれる人に対して、自分のことを大切にしてくれる人だと思うようになり、その人のことを大切に思うようになります。
そんな中で自分の話ばかりしていても相手は興味が次第になくなります。
だからこそ相手への聞く姿勢に対しても「あなたに興味を持っているよ」と思ってもらえる姿勢が必要なのです。
そのために必要なのが3つの表情です。
顔、声、体全体を使って表現することで、相手は自分の話を聞いてくれてる、興味を持ってくれてると思うようになるのです。
誰しもが自分をわかって欲しいと思うのは必然の欲求です。
そんな中で話すことが上手い人はそもそも聞く時点での姿勢が違うのです。
聞くことによって相手の心の扉を開いてます。
笑顔で聞き、自分の感情を言葉に乗せて、身振り手振りを使ってリアクションをとり聞くことを意識して実践することで人への信頼を得られ、どんどんと人に好かれる人になれます。
僕はもともとリアクションを取ったり、表情豊かにするのは苦手です。(今も苦手です。)
でもこの本を読んでからまずは相手の話を聞くときだけは柔軟な反応をして傾聴をし、相手の話に対して豊かな反応を心がけてます。
それが功を奏してるかはまだわかりませんが、それなりに人とコミュニケーションを取れてますし、僕は今の会社では女性の部下が6名おりますが、みんなともそれなりに出来ているので一先ずは大丈夫なのだと思ってます。
聞き方のスキルを磨く
拡張話法で相手に気分良くなってもらう
人は自分のことが一番興味がありますし、自分のことを認めて欲しいと思っており、自分のことを認めてくれた人に対して好意的になります。
コミュニケーションをうまく取っている人はそのことを理解し、実践をしています。
ではどのようなことを実践しているかというと、それが拡張話法です。
拡張話法では順番が大事だと永松さんは本書で書かれてます。
それが、感嘆→反復→共感→称賛→質問の順番で表現していくことです。
一つずつ順番通りに説明をします。
①感嘆・・・相手の話を聞いたときに受ける感銘の表現です。
「へー」「ほー」などの相槌に「!」「?」「♪」をつけて表現することです。
これは普段感情表現が苦手な人は10倍ぐらいの気持ちでやるといいようです。(僕もです)
そして語尾に伸ばし棒をつける。
伸ばし棒に感情を乗せるとより相手に伝わります。
②反復・・・反復は要はおうむ返しです。
例えば相手が「この前美味しいレストランに行ったんですよ」と言ったら「美味しいレストランに行ったんですね」と返すことです。
話を反復することで相手は次の話をしやすくなります。
③共感・・・「よかったね」「大変だったね」「それはつらい」など相手の感情に寄り添う表現です。
相手の話に深く頷き、相手と同じ表情をするとより効果的です。
④称賛・・・「すごい!」など言葉に感情を乗せて相手を評価することです。
⑤質問・・・相手の話を中心にするために興味を持っているという姿勢で聞くことです。
相手の話に質問をすると相手の話もより流暢になってくるでしょう。
この5つを順序よく繰り出して例え聞く側だとしても自分が主導権を握るようにすると、話した相手も「気持ちよく話せたな、また会いたいな」と思ってもらえると思います。
終わりに
いかがでしたか。
人と話すというのはどうすれば話題を考えて、相手と仲良くなれるかなど余計なことを考えがちです。
そして考えすぎて深みにハマって話せなくなるというのはよくある話です。
僕も日頃人と話すときに色々と考えすぎてしまって、何を質問しようかわからなくなってしまうことがよくあります。
そんな時はあえて話さないようにします。
でもまずは相手の話を聞き出すということ、そして拡張話法を使って相手の気持ちよく話してもらうことから始めましょう。
そんな感じでいきましょう。
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