本紹介

書評レビュー「地平線を追いかけて満員電車を降りてみた」

こんにちは。ぎゅうです。

今回は紀里谷和明さん著書の「地平線を追いかけて満員電車を降りてみた」を読んだので、感想と僕自身が学んだことを書いていきます。

この本は自己啓発書兼小説で、似ている本としては水野敬也さん著の「夢をかなえるゾウ」や岸見一郎さん著の「嫌われる勇気」がとても近い形式です。

では、この「地平線を追いかけて満員電車を降りてみた」どういった話かというと

物語自体は複数用意されており、その物語ごとに主人公が違います。

その主人公が人生において誰もが一度は経験するであろう苦悩を感じているときに劇場の支配人という人が現れ、その支配人に悩みを打ち明けると徹底的に深掘りされて自分の悩みの真因に気づくという内容です。

ここで登場する支配人がえげつないぐらい辛辣な言葉で主人公に問いかけてきます。

その言葉がグサグサ刺さり、読者も読んでる中で日頃悩んでることをもう一度考え直してみたりすることができる本となってます。

なのでこの本は読者の心境によって読む時間がすごく掛かることもあるようです。

ちなみに悩みが全くなく、今までも悩んだことがない人はこの本を読んでも支配人に対して、ただただ嫌悪感を抱くだけなので読まない方がいいです。

それでは早速いきましょう。

バカにしているのは自分自身

みなさんは自分に自信がありますか。

僕は普段ネガティブに考えてしまいがちで、周りからどう思われてるか。

この行動を取ったら相手に嫌われるんじゃないか。

飲み会を断ったら上司の評価が下がってしまうのではないかなど色々と悪く考えがちで、やりたくもないことや乗り気でないことに対しても「はい」と言ってやってしまうことがあります。

でもこれって実は考えすぎで他人はそこまで気にしてないよというのがこの話の結論ですが、詳しく書いていきます。

主人公の翔太は金持ちになりたい、出世をしたいという誰もが一度は描いたことがある夢を持った普通のサラリーマンです。

そんな翔太がある日劇場を訪れて、支配人にその悩みを打ち明けます。

すると支配人は「なぜ、金持ちになりたいのか」「なぜ、出世したいのか」を深掘りして聞いてきます。

深掘りして聞かれることで翔太はなぜお金持ちになりたかったかを深く追求され気付きます。

それは過去に大好きな彼女とお金がないという理由で別れてしまったということを。

さらに突き詰めると学生時代に同級生のキャプテンからサボって水を飲んでたところを殴られバカにされた経験があったことから見返したいという気持ちがこじらせて、お金持ちになりたいというところに行きついていたことに気付きます。

要は人からバカにされたくない→お金持ちになりたいだったのです。

こういった他人にたまたまバカにされたことを支配人は交通事故にあったようなものと言います。

どういう意味かというと、仮に友人がある日道路で知らない人から急に殴られたとします。

そうした際に自分はその友人に対しての見方が変わるかというと決して変わらないはずです。

仮に友人には「たまたま運がなかっただけだよ。お前はお前なんだから気にするな」というような言葉をかけるはずです。

つまり人からバカにされてるんじゃないか。情けないと思われてるんじゃないかと思ってる目というのは全て自分が自分に対してみている目なのです。

全て自分というフィルターを通して見ているからこそ、まずは自分は自分のことをバカにしない。

僕自身の価値は何が起きようが揺らぐことはないということなのです。

自分で自分をバカにするからこそ悩みが生まれる。

今悩みを持っている人はその悩みを一つ一つ紐解いてみて自分のことをバカにしてないか考えてみてはいかがでしょうか。

僕自身も何かに失敗した時、自分のここがいけないんだと思ってしまいがちです。

そこから引きずるのではなく、次はこうしようと失敗を糧に前進することで道は拓けるはずです。

悩むのではなく一歩でも前進するように、悩んだ時は自分をバカにしてないか見つめ直すのも必要ですね。

将来何になりたい?が人を苦しめる

子供の頃、将来何になりたい?と聞かれたことは誰しもがあるはずです。

でもそれがいけないと本書では書かれてます。

何になりたいかを聞くと人は何者かにならないといけないと思い込んでしまうからです。

職業で将来なりたいことを考えるからこそ、いざそのことを考えると苦しくなってしまいます。

それよりもその時その時でどうありたいかを考えるべきです。

例えば、ヒーローになりたいと思っても突き詰めると強い人になりたいとか優しい人でありたいとか思い浮かぶはずです。

何になりたいを思い描いていても、今一度どうありたいかを考えてみましょう。

それが自分が今悩んでいることやモヤモヤを解決するヒントになるかもしれません。

今、目指していることを書き出してみて、それに対してしんどいと感じた時はもしかしたら何者かになろうとしていることからきている苦しさかもしれません。

どうありたいのか?を考えて今一度見つめ直しましょう。

子供の心と大人の心に向き合う

次に子供の心と大人の心に向き合うです。

これは何かというと人は誰しもが子供の心と大人の心を持っているということです。

子供の心・・・人の目は気にせずにやりたいことをやってしまう心

大人の心・・・人の目を気にして人と比べて優位に立っていることに安心を得る心

例えば好きな人のことを考えるとすると子供の心だと一緒にいて楽しい、居心地がいいなどで大人の心だと顔立ちが整っているや年収が高いなどです。

僕たちは大人になるとどうしても年収や地位などを求めてしまいがちで大人の心が優先になります。

その結果自分を苦しめているのです。

やりたいことを徹底的に突き詰める

最後はやりたいことを徹底的に突き詰めるです。

これは自由になりたいという人がいるとして、その人にじゃあ今すぐに自由になってみることを支配人は勧めます。

とはいえ僕たちは最低限の生活や今を捨てることへの勇気がないので行動に移せる人はいません。

つまり自分自身で仮説を立てて検証する人はそうそういないということです。

そんな無謀なことは誰もできません。

でも支配人はそこまで徹底してみてはと言います。

これに関してはそんな無茶なとも思いますが、僕自身は興味がある話だと思いました。

やはりやってみないと見えない景色があるはずだからです。

とはいえ本音と建前があるので、僕はやりませんが。

終わりに

この本は読み進めると本当にいろんなことを考えさせられる内容です。

僕自身もっと多くのことを考え、悩むこともありますが、その悩みもまだまだ浅いかもと思えてしまうぐらい支配人がグサグサと心をえぐってきます。

自分がどうなりたいかより、どうありたいかを考える。

そして子供の心をもって自分のやりたいことを突き詰めようと思う本でした。

そんな感じでいきましょう。

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